何かが巧くいかない

著者は『自らがやってみた事を伝えていく』実践型
経営コンサルである。
ナニワの企業再生マンという異名をとるだけあり、
その方法は、いささか破天荒にも見えるが、
彼の門を叩く人の本質を見抜いている事は確かだ。
そこに学歴、職歴、性別は関係ない。
『思い立ったが吉日』『他人様に生かされての自分』
これあるのみである。
しかし彼のもとを訪れる、人生につまづく人の
『自我』の多さ、ひいていえば自意識や自己防衛の
大きさには、読んでいて気をつけなければと
思う次第である。
ここには様々な例が出てくる。
ホテルのオーナーの二代目は本来ホテルのおもてなしを
まもらなければいけないのに『箱』にこだわった為に
倒産しかけてしまう。
反対にネカフェでバイトをする30前の高卒の男性は
『なんでもする』という自我のなさから、職の道が開ける。
工務店の二代目は、自らの仕事を見直したことで
長年埋まらなかった先代である父親との溝が埋まるようになる。
ここでなかなか辛辣だ、読み手によっては共感を
得られないのではないか、と思う点もいささかある。
介護が辛いという女性に対する手厳しい意見は
正論だが、これを世間は受け止めるだろうか。
離婚してシングルマザーになった女性が
職探しが出来ないというのを
離婚はあなたの勝手とつきはなすことは出来るだろうか。
読んでいて、相手次第なのだろうなと
思う所も何箇所かあった。
ただ、恋する相手は不倫相手ばかりという、
他人の幸せに横槍を入れないと気がすまない
昔ファッションモデルという女性への辛辣な批評は
これぐらい書いた方がいいのでは?と思うことしきりである。
この手の女性は同性が同じことをいうと、そっぽを向くだけでなく
根も葉もない悪い噂まで撒き散らすという真似までしでかす。
こうして相談に出向いた先の男性から
手厳しく叩きのめしてもらった方が世の為なのだ。
男性でこれが出来ない人は多い。
外見で惑わされている男性がどれだけ多いことか。
著者のFBはさらに、顧客の事を考えた売り込みや
セミナーを実戦形式で紹介し、全ての人間が参加できるように
門戸を広げている。
この点は面白いと思う。